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髪のお悩みQ&A

メニューにあるクリップカールとはどんなパーマですか?デジタルパーマとの違いを教えて下さい。

クリップカールはパーマを巻いた後、専用のデジクリップを装着してかけるホット系のパーマです。


デジタルパーマと同じようにコテで仕上げたようなパーマが簡単に出せ、ふんわり大きめのカールが短い時間でかけられる、どんな髪質にも向いているパーマです。


使用する薬剤や施術工程もデジタルパーマとは違うのですが、デジタルパーマと同じ機械を使用する為、画像で見ても違いがあまり伝わらないかも知れません。


クリップカールを導入しているサロンも、全国的にそんなに多い方ではないと思いますので、ネットサーフィンしても中々見つからず、このような質問を頂くことが多いです。


今回は、当店で行っている「クリップカール」と「デジタルパーマ」の違いをご説明しますが、サロンによって薬剤も違いますし、施術工程にも違いがありますので、その辺りはご了承くださいませ。


ではクリップカールとは、どういったパーマなのか?


ここから順を追って説明していきます。


クリップカールは株式会社B.R.Y(ブライ)から発売された新感覚のホット系パーマです。


1番の特徴は施術時間。


デジタルパーマの3分の1の時間でかけられ、普通のパーマとほぼ同じ位の施術時間なんです。


導入してから感じることは、パーマがかかりにくい髪質やクセの方だと、もしかしたらクリップカールの方が早く仕上がる場合もあるくらいです。


これを可能にしているのが、パーマを巻き終わった後に装着する「デジクリップ」


デジクリップはデジタルロッドで巻いた髪の毛を外側から包み込み、内側のアルミ部分により完全保温状態を作る役目を担っています。


そしてデジタルパーマと同じ機械(当店では大広製作所の「ODIS」という機械を導入しています。)で加温することが施術時間を早めるポイントとなっています。



45°〜50°の熱で3〜5分の低温短時間で根本から毛先まで均一なウェーブが形成されるのは、デジクリップによる完全保温機能により髪の毛全体を均一に加温できるからです。


わかりやすく説明すると普通の炊飯ジャーで炊いたお米より、土鍋で炊いたお米の方がふっくらして美味しいのと同じで、密封された圧力により熱が万遍なく髪に行き渡ることが短時間でパーマがかかる仕組みなのです。


トータルの施術時間が40分〜50分程度なので、体験された事がある方はかなりビックリして、「もう終わったの?」とよく言われるくらいです(笑)



では、クリップカールで使用している薬剤について少し説明していきましょう。


B.R.Yのホームページにも記載されていますが、パーマの1剤(還元剤)が低アルカリで髪に優しい薬剤を使っています。


低アルカリの薬剤は、ダメージの原因となるアルカリ剤の使用を最小限に抑えたもので、髪への負担が少なく、ダメージを抑えたパーマをかけることができます。


さらに髪を傷める熱の作用を、ダメージ補修の力に変える「毛髪損傷変換補修効果成分」も配合されていますので、艶のある柔らかな質感のウェーブ・カールが作れるのです。



クリップカールがどんなパーマか解ってきたところで、当店のデジタルパーマとの違いをまとめていきましょう。



デジタルパーマ

使用する薬剤:縮毛矯正剤
施術時間:100分〜120分
施術工程:1剤塗布 → お流し → ドライヤー → ロッドを巻く → 加温 → 2剤塗布 → お流し
加温温度:低温40°〜60° 中温60°〜80° 高温80°〜100°
加温時間:10分〜20分


長所・パーマの持ちが良い
  ・艶が出る
  ・大きなカールが作りやすい
  ・縮毛矯正毛でもかけられる
  ・縮毛矯正と同時にパーマをかけられる


短所・時間がかかる
  ・スタイルが限定される(細かいウェーブが作れない)
  ・根本付近から巻くことができない
  ・他のパーマがかけられなくなる
  ・繰り返すと熱によるタンパク変性で毛先が硬くなる恐れがある。


クリップカール

使用する薬剤:低アルカリの薬剤
施術時間:40分〜50分
施術工程:1剤塗布 → ロッドを巻く → 加温 → 2剤塗布 → お流し
加温温度:低温40°〜55°
加温時間:加温3分〜5分 自然放置3分〜5分


長所・短時間でできる
  ・大きなカールがつくりやすい
  ・根元から巻ける為、幅広いスタイルに対応している。
  ・繰り返しパーマをかけても熱によるタンパク変性をおこさない
  ・濡れている時でもウェーブが出るので自然乾燥でもウェーブスタイルが再現できる


短所・デジタルパーマより持続力がない。コールドパーマよりは良いので中間位のもち
  ・縮毛矯正と一緒に施術はできない
  ・縮毛矯正毛にはかからない。かかったとしてもダメージが酷い
  ・細かいカール・ウェーブができない
  ・艶はでるが、デジタルパーマ程ではない。



デジタルパーマとの比較でしたが、どうでしょうか?


何となくでもご理解頂けたら嬉しいです。


簡単に要約すると、クリップカールはコールドパーマとデジタルパーマの中間ぐらいのパーマで、色んなスタイルに対応しているホット系ウォームパーマです。


パーマはご希望のスタイルにあわせて選ぶものです。


参考までにして頂きたいのですが、当店ではショートスタイルの方は比較的コールドパーマが多く、ボブ・ミディアム〜ロングはクリップカールやデジタルパーマを選択するケースが多いです。


クリップカールとデジタルパーマはどちらが良いという訳ではありませんので、ご希望のスタイルがお決まりになりましたら是非一度ご相談くださいね。



「毎日アイロンを使って巻き髪にセットしているんですが、デジタルパーマをかけた方がお手入れしやすくなりますか?」

「縮毛矯正をしていてもパーマはかけられますか?他の美容院ではパーマはかけられないと言われてしまいました。矯正は4ヶ月程前にかけました。」

「縮毛矯正とストレートの違いを教えて下さい。」