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髪のお悩みQ&A

毎日アイロンを使って巻き髪にセットしているんですが、デジタルパーマをかけた方がお手入れしやすくなりますか?

デジタルパーマはドライヤーで乾かすとアイロンで巻いたような仕上がりになるパーマで、 お手入れも簡単、サロン仕上げが自宅でも出来る当店でも人気のホット系パーマです。


毎日アイロンを使っている方にはとってもオススメなパーマです。

が…


スタイルによってはパーマが必要が無いものもありますし、その時の髪の状態によってはやめたほうがいいケースもあります。



「デジタルパーマは痛みやすい」「かけた後髪がゴワゴワする」「髪がビビリ毛になった」


こんなイメージや経験をされている方も沢山いらっしゃると思いますので、今回はデジタルパーマとはどんなパーマなのか、どんな髪質に向いているのか、どんなスタイルに向いているのかを僕なりに解説していきます。


デジタルパーマはホット系のパーマに分類されていますが、ホット系のパーマというのは名前の通り熱を加えるパーマの事で専用の機械を使ってかけるパーマのことを言います。


一般的なパーマと呼ばれているものはコールド系のパーマと呼ばれていて各サロンによって様々な名称があり、例えば「クリープパーマ」「水パーマ」「コスメパーマ」などの呼び方があります。


デジタルパーマという呼び名は、ある美容メーカーさんの機械の商標名で、それが幅広く浸透した形で、本来は乾燥加温式パーマと呼ぶべきなんですが、名称なんてどうでもいいですよね。



ではホット系のパーマとはどんなものがあるのかと言うと、大きく2種類に分かれています。


・髪を完全に乾かした状態からパーマをかける(巻く)もの
・髪が濡れた状態でパーマをかける(巻く)もの

があります。


髪を完全に乾かした状態からパーマをかけるものには、「デジタルパーマ」「エアウェーブ」があり、髪が濡れた状態でパーマをかけるものには「クリップカール」「低温デジタルパーマ」などがあります。


サロンによって違うと思いますが、当店では「デジタルパーマ」と「クリップカール」の2種類のホット系パーマをご用意しています。※現在「エアウェーブ」は行っておりません。


デジタルパーマは60度以上の高温で完全乾燥させてかけるパーマで、髪の毛のタンパク質の熱変性を利用しますので、それ以下の温度設定で加温するパーマを「低温デジタルパーマ」と呼んでいるサロンが多いです。


この60度という温度がポイントで、タンパク質は約60度以上の高温に加熱すると変性する(固まる)という特徴があるからです。


生卵を熱すると目玉焼きになるのと同じ原理が髪の毛にも起こるということです。


髪のタンパク質熱変性は縮毛矯正の技術にも利用していて、デジタルパーマが形状記憶パーマと呼ばれているのはそんな所からではないでしょうか。


このタンパク質変性は「髪の毛が髪の毛ではなくなった」ようなもので、髪の毛に対してとってもダメージしたことになります。


この状態で繰り返しデジタルパーマをかけ続けると、髪がゴワついたり、切れ毛になったり、パサついたりする原因になりますので、タンパク変性させないように低温で加温するなどの技術が必要になってきます。



ではここからデジタルパーマのメリットとデメリットを説明します。


メリット ・パーマの持ちが良い
・艶が出る
・大きなカールが作りやすい
・縮毛矯正毛でもかけられる
・縮毛矯正と同時にパーマをかけられる


デメリット
・時間がかかる
・スタイルが限定される(細かいウェーブが作れない)
・根元付近から巻くことができない
・他のパーマがかけられなくなる
・繰り返すと熱によるタンパク変性で毛先が硬くなる恐れがある。



ではデジタルパーマはどんな髪質やスタイルに向いているのでしょうか?



コールドパーマがかかりにくかったり、とれやすい方は硬毛でハリコシがありダメージが少なく薬剤を弾きやすい傾向にあります。


直毛(ストレート)の方は硬毛であるケースが多いと思われます。


デジタルパーマは加温する為、コールドパーマよりはかかりがいいはずですがスタイルによってはとれやすいものもあります。


例えばワンカールの毛先だけパーマをかける大きめのカールスタイルなどは比較的とれやすい為、最終的な仕上がりのイメージより強めにかけたほうがいい場合があります。



・軟毛
・少しクセがある


軟毛の方は比較的薬剤が浸透しやすいのですが、その反面ダメージしやすい一面をもっています。

デジタルパーマはボリュームが出しやすく、軟毛の方はボリュームが出にくい為非常に向いている髪質だと思います。


また少しクセがありパサついて見える方も、デジタルパーマは艶が出て健康的に見えるのでオススメです。



・髪が細い(少ない)強いくせ毛
・髪が太い(多い)強いくせ毛


軟毛、硬毛問わず強いくせ毛の方はパーマをかけるとボリュームが出てしまいます。

くせも強い為、パーマではなくストレートを施術される方が比較的多いのではないでしょうか?


デジタルパーマは縮毛矯正と一緒に施術が可能なパーマですので、根元がストレートで毛先だけカールスタイルなんてのも可能です。


ただし縮毛矯正のお時間もある為、通常のデジタルパーマよりも更に時間がかかります。



このようにデジタルパーマは髪質を選ばずにかけらるパーマですがスタイルによっては他のパーマがいい場合もあります。


例えば細かいウェーブパーマはコールドパーマの方があっていますし、色んなパーマを試したいと思っている方にはクリップカールをオススメしています。


パーマ選びはご希望のスタイルに合わせて選ぶのが基本なので、何がなんでもデジタルパーマでかけたい!って思わないでご相談くださいね。




デジタルパーマの代表的な施術の仕方


1.パーマの1剤をつける(5分〜15分)
2.お流し
3.ドライヤーで乾かす
4.ロッドを巻く
5.機械に繋いでロッドを温める(10分〜20分)
6.パーマの2剤をつける(10分〜15分)
7.お流し
8.仕上げ


プロセスとしては、1度流してからドライヤーで乾かす時間があるのと、機械に繋いでから温める時間がある為、通常のパーマより長く時間がかかります。


当店では薬剤をつける前やお流しの際など、各施術工程毎にトリートメント処理をしている為、工程が長くなっておりますのでメニュー内容ページを御覧になって下さい。


カウンセリングやカットと合わせて3時間半〜4時間半くらいはお時間を頂いております。


縮毛矯正と一緒に施術される際はプラス1時間〜1時間半のお時間がかかりますのでご了承ください。

デジタルパーマはどんな髪質にも対応していて安心してかけられるパーマですので、是非一度お試しくださいね。


「メニューにあるクリップカールとはどんなパーマですか?デジタルパーマとの違いを教えて下さい。」

「縮毛矯正をしていてもパーマはかけられますか?他の美容院ではパーマはかけられないと言われてしまいました。矯正は4ヶ月程前にかけました。」

「縮毛矯正とストレートの違いを教えて下さい。」