トリートメントって色々な種類がありますが、どんな違いがあるんですか?
一言でトリートメントって言っても沢山あるのですが、どれも髪の毛を保護したり補修したりするものですよ。」
トリートメント。
一言で表現すると「髪の毛のダメージを治すもの。
ですが、
トリートメントにはいくつか種類があります。
今回は、トリートメントを種類別にしてみましたのでご参考にして下さい。
1つ目は、サロントリートメント。
美容室のメニューのトリートメントに該当するものなんですが、主にシステムトリートメントの事を指しています。
システムトリートメントは数種類のトリートメントを重ねてつけ、髪のダメージを治していく反応型トリートメントです。
美容室によってメニューの名前も違いますし、使用しているトリートメントも違いますが、ダメージ別に値段が決められていたりするものが多いような気がします。
最近では髪質改善、毛髪改善できると評判の酸熱トリートメントもシステムトリートメントのひとつです。
2つ目は、カラーやパーマ、縮毛矯正の前後に行う処理剤のPPTトリートメントやパーマやカラー剤に混ぜるタイプのものもあります。
PPTトリートメントはカラーやパーマの薬剤から髪の毛を守る為の処理剤として使用しています。
美容室によって、処理剤をどのくらい使用しているのかは解りませんが、ゴッドでは12種類をメニューによって使い分けしております。
薬剤に混ぜるタイプのトリートメントもケラチンやコラーゲンの他、髪の芯を作るプレックス系のトリートメントも各サロンによって使いわけています。
ゴッドでは、オラプレックとプラチナコラーゲンを薬剤に混ぜる事で、薬剤によるケミカルダメージから髪を守っています。
3つ目は、ホームケアトリートメント。
ご自宅でシャンプーの後に使用するトリートメントと、お風呂上がりのドライヤーの前に使用するトリートメントがあります。
シャンプー後のトリートメントはコンディショナーやリンスではなく、「トリートメント」と表記されたもので、美容用語にするとインバストリートメントになります。
お風呂の中でするトリートメントだからこの名前がついたみたいです。たぶん…。
そしてドライヤーの前に使用するトリートメントはアウトバストリートメントと言い、主にドライヤーの熱から髪の毛を守るものになります。
インバストリートメントは毎日出来るトリートメント(デイリートリートメント)で、傷んだ髪の毛を保護し、修復させる事で、サロンでのカラーやパーマなどの仕上がりを長持ちさせる事ができます。
1番の特徴は、「サロンでの仕上がりを持続させる」ことが出来ること。
「えっ、髪の毛を治すものじゃないの?」
と言う声が聞こえてきそうですが、
もちろん髪の毛を治す、ダメージを修復させる用途も担っています。
しかし、髪の毛を治すトリートメントはサロントリートメントです。
その為ホームケアトリートメントは、サロントリートメントを持続させる処方箋として捉えています。
カラーやパーマ剤によるダメージは髪の毛の表面のキューティクルを剥がし、毛髪内部の間充物質やCMC成分を流出させてしまいます。
わかりやすく解説すると、髪の毛の表面をザラザラにして、髪の毛の内部のタンパク質(ケラチン)や、水分、油分を流出させて髪の毛を硬化させ、キシミやパサつきを感じ、手触りを悪くしていきます。
さらに紫外線ダメージやゴムの縛りあとだったり、日常生活でうけるダメージもあります。
このように普段生活している中で、何もケアしなければ、髪の毛はだんだん傷んでいきます。
日本には季節があり、夏は紫外線が強く、冬は乾燥します。
髪のケアは必要不可欠なので、しっかりケアしていきましょうね。
僕が推奨する髪をケアをする順番は
1.サロントリートメント
2.インバストリートメント
3.アウトバストリートメント
です。
まず最初にサロントリートメントをする事で、グッと髪の毛のダメージレベルを下がります。
後は簡単、その状態をキープしていくだけです。
これを繰り返し行うことで髪の毛は艶のある髪に変わっていくはずです。
改善される期間はダメージレベルにもよりますし、カラーやパーマの頻度によっても変わります。
使用するサロントリートメント、ホームケアトリートメントによっても改善期間の差は出ると思います。
しかし、自分にあったトリートメントでちゃんとケアしていれば、髪の毛は本当によくなりますので、頑張ってケアしていきましょうね。
※「美容室で使うPPTトリートメントって何ですか?」
※「シャンプー後のトリートメントって何で出来てるんですか?配合されている成分を教えて下さい。」