シャンプー後のトリートメントって何で出来てるんですか?配合されている成分を教えて下さい。
「トリートメントは傷んだ髪の毛のダメージを治し、指通りよく、まとまりある髪にする目的で作られています。配合成分は界面活性剤、コンディショニング成分、毛髪保護成分、ph調整剤、防腐剤などで構成されてますよ〜。」
トリートメントの主成分はカチオン界面活性剤で、髪の毛を柔軟にしたり、髪の毛の静電気を防止したりする成分として配合されています。
他にはコンディショニング成分や毛髪保護成分、
乳化剤や、pHコントロール剤が配合されてトリートメントが出来ています。
カチオン界面活性剤とは、安心安全な成分ですが、プラスイオンを帯びており、ほんの少しだけお肌に刺激があると言われています。
ただ刺激といっても低刺激なので感じない人の方が多いのではないかと思いますが、トリートメントを頭皮からつけないのはその為です。
表示例としてステアルトリモニウムブロミド、セトリモニウムブロミド、ステアルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド
コンディショニング成分で有名なのはシリコンやポリマー、天然の油性成分や脂質成分でキシミをなくし、艶やかで手触りよくまとまりやすい髪の毛にする目的で配合されています。
主な油性成分はオリーブ油・ホホバ油・アボガド油・ツバキ油などの植物性の天然油や深海鮫の肝油中に含まれるスクワラン等が有名です。
脂質成分では羊毛からとれるラノリンや卵黄油、植物や動物からとれるダイズステロールやコレステロール、細胞間脂質の主成分セラミドと同じ構造のセラミド3が有名です。
毛髪保護成分は髪の毛と同じタンパク質、アミノ酸成分が配合されていてキューティクルを保護して滑らかな手触りの髪の毛にしてくれます。
加水分解ケラチンや加水分解コラーゲン、加水分解シルクや加水分解コムギなど加水分解◯◯と表示されています。
カラーやパーマによる残量アルカリをコントロールするpH調整剤としてヘマチン、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、コハク酸などが配合されています。
他には防腐剤のパラペンや香料などで構成されているトリートメント剤ですが、美容室で販売されているものと市販で販売されているものでは成分構成がだいぶ違ってきます。
特に違うのはコンディショニング成分や毛髪保護成分にシリコンが入っているのか入っていないのか、また天然由来の成分がどのくらい配合されているのかで、ダメージ補修能力、手触りやまとまり具合は大きく変わります。
最近ではカチオン界面活性剤の刺激が少しあることを利用して、「カチオン=悪」みたいな感じで言われノンカチオンなんてのを売りにしている商品がありますが、カチオン界面活性剤は決して悪いものではなく安全なものです。
殆どのトリートメントはカチオン界面活性剤で作られているので、違いを決めるのはコンディショニング成分や毛髪保護成分です。
ノンカチオンって呼ばれてる商品にはたっぷりとシリコン入ってるので成分に詳しい人は笑ってしまうかもしれませんが…
*「トリートメントとコンディショナー、リンスの違いを教えて下さい。」をご参照下さい。
髪の毛がツルツルで手触りがいいと気分良く毎日を過ごせますよね?
知識を身につけて…なんてことは言いません。
だって美容師じゃないですから(笑)
あなたの髪の毛の事をしっかり理解している美容師さんに一言尋ねてみて下さい。
「私の髪の毛にあっているトリートメントはどれですか?」と。
それでも納得が出来なかったら、是非ご相談下さいませ。
あなたの髪にとって一番良いトリートメントをご紹介させて頂きます。
「シリコンって髪の毛に良いんですか?」
「ノンシリコンシャンプーとシリコン入りのシャンプー、どちらが良くてオススメですか?」