ドライヤーで髪を乾かすと髪の毛を傷めますか?
ずっと同じ場所にドライヤーの風をあてていると傷みますが、全体を乾かす程度でしたら髪の毛は傷みません。
いつも使っているドライヤー。
ドライヤーの正しい使い方を知っていれば、髪の毛は傷むどころか良くなります。
最近では色々なメーカーから高級ドライヤーが販売されていて、髪の毛を復元するドライヤーなんてのも発売されてるくらいです。
今回はドライヤーについて詳しく説明していこうと思います。
では、質問です。
1つ目はお風呂から上がって、すぐにドライヤーをかける。
2つ目は30分後にかける。
3つ目は自然に乾かす。(いわゆる自然乾燥)
恐らく皆さまは答えを知っていますよね?
でも知っていても実際は出来てないんだよね…という感じですかね。
そうです。
正解は1つ目の「すぐにドライヤーをかける」です。
2つ目の「30分後にかける」というのは、女性の場合、お顔やお肌をたっぷり保湿ケアしなくてはいけませんから、髪の毛はどうしても二の次になってしまいますよね。
3つ目の自然乾燥は…これが一番マズいです。
風邪もひきやすくなりますしね(笑)
ではなぜ1つ目が正解なのか?
髪の毛は濡れている時は髪の表面キューティクルが開いている状態になり、乾いている時は閉じている状態になります。
キューティクルは髪の毛の内部を守っている鎧みたいなものです。
キューティクルが開いている時は鎧を脱いでいる状態ですので、ダメージを受けやすくなります。
逆に閉じている時は鎧をガッチリ着ているのでダメージを受けにくくなります。
お風呂上がりに髪が濡れている状態でアウトバストリートメントをつけるのもポイントが高いです。
お顔やお肌の保湿をするのと同時に、髪の毛にもアウトバストリートメントをたっぷりつけることで、乾燥を防ぎ保湿することが出来ます。
保湿力の高いセラミドやシルク、○○油が配合されているものがおすすめです。
それではドライヤーで乾かす際のポイントをいくつかご紹介していきます。
1.タオルでよく拭く。
特にネープ(頭の後ろ)をよく拭いて下さい。
濡れた髪にタオルドライをしっかりすることで、ドライヤーをかける時間が圧倒的に短縮できます。
2.アウトバストリートメントを毛先中心に全体につける。
濡れた髪はキューティクルが開いているのでトリートメントを吸収しやすい為、タオルドライ後にすぐつけましょう。
その後にお顔やお肌のお手入れをしましょう。
3.コーム(くし)やブラシで分け目はつけずに乾かします。
濡れた状態の時に分け目をつけるのは、分け目癖が付きやすくなるのと、分け目にばかり熱風があたってダメージしやすくなるからです。
乾いてから分け目をつけるので、分ける方向からドライヤーをあてて下さい。
4.ドライヤーの熱をあてる際に、髪の毛の量が多い場所(ハチ周りやネープ)から乾かす。
重みのある場所は一番乾きにくく、水気が残りやすいため、「乾いた!」と思っても意外と濡れていたりします。
男性の方は耳裏もしっかり乾かした方が加齢臭が出にくくなりますのでしっかり乾かしましょう。

5.もみあげや耳周りはドライヤーを下からあてて、根元を起こすように乾かすと内巻きに入りやすいです。
襟足も前から後ろに持ち上げるように乾かすと内巻きになりやすいです。
1人1人クセの出方が違うので全ての方に当てはまる訳ではないですが、比較的内巻きに入りやすいです。
6.髪の毛を引っ張りながら乾かすとクセが伸びます。
矯正毛の場合は斜め下向きに乾かすと矯正が長持ちします。
これはブラシを使わないでクセを伸ばす方法のひとつです。
7.温風で乾かした後に冷風を少しあてる。
これはブローの原理と一緒です。
髪の毛は濡れている状態から乾かすと、乾いた時に形が整います。
その為、温風で乾かす時に形をつけて冷風をあてるとそのままの形でキープされるのです。
そして急激に冷風をあてて冷ますことでキューティクルが閉まりツヤが出ます。
温風と冷風を交互にあてた方が良いという説もありますが、個人的には80〜90%くらい温風でドライした後、仕上げの段階で冷風を使用するのがオススメです。
髪を乾かすポイントとしてはこんなところでしょうかね。
使用するドライヤーによって多少の差はありますが、基本的にドライヤーを使用する事自体は髪に悪くはありません。
濡れたままにすることの方が髪には悪いので、お風呂上がりにはなるべく早くドライヤーをかけましょうね。