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髪のお悩みQ&A

パーマの種類が多くて選べません。パーマの種類、内容を教えてください。


パーマをかけたいなぁ〜と思ってても、

「いいや、毎日アイロンで巻くから」

とか

「パーマって傷むよね。」

とか

「パーマって種類あるからよくわからな〜い。」


「こんな感じでパーマかけてみたいんだけど〜、

かけないでいいや!」

ってなる場合が多いです(笑)


そんな悩みを、解決するため

今回はパーマをかけるメリットとデメリットをお伝えします!





まずは

パーマの選び方



これが大事!


一言でパーマって言っても種類が沢山あります。

ネットや雑誌では色んなネーミングのパーマがありますよね。

でも、パーマは大きく分けてたったの2つ!

それは

機械を使ってかけるパーマと機械を使わず自然にかけるパーマの2種類。


機械を使うパーマのことをホットパーマと言い、

機械を使わないパーマのことをコールドパーマと言います。


【コールドパーマとは?】



コールドパーマは機械を使わず、薬剤の力を利用してカールやウェーブスタイルを作るパーマのことです。

そして各サロンによってネーミングが違います。

例えば、クリープパーマ、ミストパーマ、水パーマ、デザインパーマなどなど。

基本的に常温でかけるパーマで、何十年も前から存在しているパーマです。

コールドパーマは、1剤で髪の毛の中のシスチン結合を切って(曲げて)、2剤で固定してカールやウェーブをを形成します。

特徴は、髪が濡れているときにカールやウェーブがよく出て、髪が乾くとパーマがストレートに伸びる(戻る)ことです。

この特性がある為、大きめのカールやウェーブは乾かしたときに、髪がストレートになってしまい、パーマが落ちてしまった…、またはパーマがかかってな〜いって思ってしまう方が多いです。


ではコールドパーマはどんなスタイルに向いているのか?

答えは、細かい

「カール」や「ウェーブスタイル」


のパーマです。

しかし、細かいカールやウェーブスタイルは乾かしてしまうと、バッサバッサになってしまいます。

これは傷んでいるからではなく、パーマをかけた髪の毛1本1本が広がってしまうからです。

ですので、スタイリングは必ず髪の毛を濡らしてから行うといいでしょう。

スタイリング剤も水分や油分が多く含まれている、ムースやワックス、オイル、クリームなどを混ぜて使うのがオススメです。



【ホットパーマとは?】



ホットパーマは機械を使って熱処理をするパーマです。

ホットパーマには種類があり、

「デジタルパーマ」「エアウェーブ」


が代表的なものになりますが、当店では

「クリップカール」


というホットパーマもご用意してあります。


【デジタルパーマについて】



デジタルパーマは縮毛矯正と同じ薬剤を使用し、専用の機械で温度設定をしてパーマをかけます。

縮毛矯正のパーマ版と考えると解りやすいですね。

豆知識として、デジタルパーマは本来機械の呼び名でしたが、現在ではパーマの種類として取り扱われていることが多いんですよ〜。


デジタルパーマの機械の温度設定には低温〜高温まで設定ができるようになっていて、初めてかける方やリピートの方、バージン毛やダメージ毛など様々な髪質に対応できるものになっています。

特徴は、髪が濡れている時はパーマが物足りないのですが、髪の毛が乾くとカールやウェーブがしっかり出てきます。


この特性によって、大きめのカールでもダレる(伸びる)ことなく、アイロンで巻いたような仕上がりになります。


そして縮毛矯正剤と同じ薬剤を使用する為、

「矯正との同時施術」


が可能です。

根元や前髪をストレートにして、毛先はカールやウェーブを作る事が出来るため、幅広い髪質に対応しています。

しかし残念ながらデメリットもあります。

それはデジタルパーマを1度かけた髪には、コールドパーマはかける事が出来ないこと。


コールドパーマに戻したい(やりたい)と思っても、パーマはかからず傷むだけです。

これは縮毛矯正剤を使用し、熱処理を加えているから起こる現象ですので、当店ではデジタルパーマを希望される際は必ずご説明していることです。


【クリップカールについて】



クリップカールは加温式のパーマ薬剤を使用し、専用の機械で低温加熱してカールやウェーブをつくるホットパーマです。

髪の毛をロッドに巻いて加温する際にクリップをする事でその名前がつけられました。

現在は、商標名をつけた会社がなくなってしまった為、当店では千代田化学さんから発売されている「スタイルQ」という薬剤を用いて使用しています。

クリップカールの特徴は、毛髪にダメージの少ない「システアミン」という薬剤で、40°〜45°の低温で5分から10分程度加温してパーマをかける為、髪の根元からデジタルパーマのようなしっかりしたカールやウェーブを作る事ができます。


髪の毛が濡れている時もパーマが出る為、スタイリングもしやすく、幅広いヘアスタイルに対応しているパーマといえます。

デメリットは仕上がりの手触り感が、デジタルパーマとコールドパーマより落ちてしまうことですが、デジタルパーマとコールドパーマの良いところどりのパーマなので、当店ではオススメしております。


【エアウェーブについて】



エアウェーブは専用の機械を使って、髪の毛を55度の温風で乾燥させ、薬剤を浸透させカールやウェーブを作るホットパーマです。

エアウェーブの特徴は、高温で熱を入れない為、ダメージも少なく、根元からパーマをかけられるので、髪をフワッとさせボリュームを出す事が得意なパーマです。

機械の都合上、ロングヘアや硬毛、破水毛の方には向いていないパーマです。

その為、オススメするのはショートからボブくらいまでの長さですが、ロッドも限定されているので、スタイルが限られてしまうのがデメリットとなります。


では、どうやってパーマを選ぶ?



これが1番の問題ですが、答えは簡単。

「スタイリストさんと相談する。」




雑誌やネットではいろんな名前でパーマが掲載されていますが、髪質やダメージレベルは掲載されていません。

ですから、自分が求めているヘアスタイルにどんなパーマが合うかなんて考えなくていいんです(笑)


例えば、「耳から下にウェーブが欲しいな。」とか「毛先にワンカール欲しいな。」とか、ヘアスタイルのデザインだけ決めておけば問題ないです。

あとは担当の美容師さんと相談しましょう!