髪の毛が細くなってきて、つむじがパックリ割れてしまうことに悩んでいます…
「最近、髪の毛が細くなってきたなぁ~」
「気がついたら白髪も増えてきたし、年齢も年齢だしなぁ~」
そんな風に考えていたら、
あれっ?
「つむじが割れてる…。」
これは、お客様から聞いたリアルな話です。
後ろから見るとつむじが割れてしまって、髪の毛が少なく見えてしまう…
朝起きて、髪の毛を濡らして乾かしても、つむじが割れてしまってボリュームが出ない…
この「つむじがパックリ割れてしまう」現象は、
[年齢40歳を過ぎたあたりから気になってくることのランキング]
の上位トップ3に入るお悩みです。
今回は、つむじについて解説したいと思います。
つむじとは「旋毛」といい、頭の頭頂部に渦巻き上になっている部分のことを言います。
つむじの渦の巻く方向は、時計回りの右巻きと、反時計回りの左巻きの方がいます。
日本人は右巻き左巻きの割合はほぼ50:50と言われてますが、
美容師をやっていると右巻きが多くて左巻きが少ない80:20NO割合かなぁと感じます。
ちなみに他の国の左巻きの割合はこんな感じです↓
そう考えると、今の日本人は欧米化しているのかも。
そして、つむじの巻き方で性格判断~
なんてことは、僕には出来ませんのであしからず(笑)
あなたの「つむじ」の数は何個ありますか?
つむじの数は少なくとも1つあり、2つ、複数ある方もいます。
つむじの数は人それぞれなので、そんなに気にすることではないです。
つむじは毛流れの渦ですが、渦になっていない毛流れもあります。
例えば、顔周りや襟足、もみあげなんかにも毛流れがあります。
そんな毛流れの場所は「渦になれないつむじ」とでも申しましょうかね。
そしてまたまた、
つむじの数で性格判断~
なんてことは、僕には出来ませんのであしからず(笑)
つむじは移動するって知ってましたか?
この話をお客様にすると
「え~っつ!本当に~?」
ってビックリされます。
つむじ移動説は意外と知らない、気付かないことなのかもしれませんね。
では解説しましょう。
つむじの移動の一つとして、歳を重ねると頭蓋骨の大きさが変わることが挙げられます。
生まれた時から30代の頃では頭の大きさは違いますよね?
頭蓋骨が大きくなると、頭についている皮膚も伸びるため、つむじが移動するのです。
体重が増えても頭の大きさが変わりますので、頭皮が伸びてシワができます。
そして、加齢による皮膚の伸びも、つむじが移動する原因になっています。
年齢を重ねると地球の重力により、皮膚がたるみ(下がり)ます。
お顔の皮膚も加齢とともに下がり、目元や口元にしわができます。
頭皮もお顔から一枚で繋がっている皮膚なので、
当然のことながら重力に引っ張られるように下がってしまいます。
そして、つむじも一緒に地面に向かって下がっていくというわけです。
ここからは私の仮説になりますが、
頭皮は後ろ方向に引っ張られ、
地面に向かって下がっているのではないかと考えられます。
なぜなら、年齢とともにおでこが広くなっていくからで、
私も学生の頃と比べると、おでこが広くなっているからです。
つむじが地面に向かって下がってしまうと、
「寝癖」がつきやすくなります。
人間は仰向けで寝る方が多く枕を使用しているため、
つむじがちょうど枕と擦れてしまい寝癖になってしまうんですね~。
で、この寝癖が厄介モノなんです。
何が厄介なのかと言うと、
寝癖をしっかり直さず、そのままにしておくと、
「本当のくせ毛」になってしまうからです。
つむじが下がってる方のほとんどの方は、
髪の毛に水分や油分もなくなってるので、跡がつきやすく、
パックリと分け目がついていたら、そのままの形になってしまうのです。
朝時間がないから~といって髪の毛をしっかり濡らさないのは、
つむじ割れの原因の一つです。
まずは、寝癖を直しましょう。
ドライヤーで髪の毛を乾かすまでのタイムラグは短ければ短いほど良いです。
濡れているときは外部からの影響も受けやすく、癖がつきやすい状態です。
なるべく早く乾かしましょう。
パックリ分かれるつむじにパーマをかける方法がありますが、
これはパックリ分かれるレベルにもよっては出来ないこともありますのでご相談ください。
くっきり割れ目を矯正することで自然にする方法もあります。
しかし、1ヶ月もすれば新しい髪の毛が出てくるため、繰り返し行うことが必要です。
【まとめ】
つむじのパックリ割れ目は、朝起きて髪の毛をリセットすることで、少しづつ解消してきます。
しかし、一度ついてしまった割れ目はなかなか元に戻ってくれません。
日頃から髪の毛をリセットすることを心がけましょう。