髪が乾燥してパサパサに…傷んだ髪の原因と対策は?
12月になって寒くなるのと同時に空気が乾燥しますよね~。
そして空気が乾燥すると気になるのは髪の毛のケア。
髪の毛が乾燥するとパサパサになってしまったり、
静電気が発生してしまったりと、
なんだかトホホな感じになってしまいます。
今回は
をお伝えしたいと思います。
そもそも乾燥すると、どうして髪の毛は傷むのでしょうか?
それは、髪の毛の中の水分がなくなってしまうから。
喉がカラカラになったり、
肌がガサガサになったりするのと同じ原理で、
髪が乾燥すると、パサパサになります。
髪が乾燥してパサパサになる原因をいくつかピックアップしてみました。
これはちゃんとした乾かし方、正しい髪の乾かし方をしていない場合に多いです。
美容師は適当に乾かしているように見えますが、実はドライヤーで髪の毛を乾かすだけの試験もある程なんです。
ただ乾かすだけの練習を繰り返し繰り返し、ハンドブロー技術をマスターしているんですね。
美容師って大変だ(笑)
では正しい乾かし方をご紹介します。
髪の毛が重ねって乾きにくい場所から乾かすのが正しい乾かし方です。
髪の表面から乾かすと「乾かしすぎ(オーバードライ)」になってしまうので是非この乾かす順番でドライヤーを使ってみてわ。
それ自体は全然問題ないのですが、これも使い過ぎちゃうと問題になります。
髪の毛は熱(特に高熱)に弱く、髪の毛の性質が変わってしまう程。
専門用語でいうと「髪のタンパク変性」です。
タンパク変性が起こってしまうと、ダメージはもちろん、アイロンを使っても形がつかなくなってしまうので、注意が必要です。
アイロンの熱の理想は150℃前後ですが、やっぱり180℃がちょうどいいですね。
しかし髪の毛は高熱に弱い…
そこで必要なのは、耐熱スプレーなど、熱によるダメージから髪を守ってくれるヘアケア商品を使いましょう。
耐熱スプレーを使うことで、スタイリングのもちも良くなりますのでオススメです。
繰り返し行うことで、ダメージが蓄積し、どんどん傷みが酷くなる…
はずですが、
これもしっかりケアすれば繰り返し行っても、そこまで問題になりません。
しっかりケアというのは、美容室でカラーやパーマをする際、一緒にするサロンケアと自宅で行うホームケアの二つが大事です。
サロンケアは美容室によって施術の仕方が違いますが、当店ではオリジナルのアプローチの仕方で髪の毛を最小限のダメージで抑える工夫をしています。
ホームケアは髪のダメージレベルによって商品を選択するのがオススメです。
どちらか一つ選択しろ言われれば、サロンケアは絶対したほうがいいと思います。
薬剤を使うときにしか出来ないケア方法ですので、美容師としてやはり外せませんからね。
でも、できればホームケアとセットがオススメです。
メラニンを壊す紫外線は、乾燥を引き起こす原因の1つです。
特に梅雨時期から夏の終わりまでが紫外線が強いため、ダメージを受けやすくなります。
日焼け対策スプレーや帽子を被ったりすることで紫外線から髪の毛を守りましょう。
共通する塩分が原因でダメージが起こります。
きゅうりを塩揉みすると、水分がなくなりパサパサになりますよね。
それと同じ原理…とまではいかないですが、髪の水分をとってしまいます。
そして塩分は漂白成分でもあります。
そのため髪の表面キューティクルを剥がしてしまいます。
海やプールに入ったら、しっかりお湯で洗い流してから、アミノ酸系のシャンプーで綺麗にしましょうね。
「気持ちいい~」って言いながら長湯してしまったり、サウナに入ったり出たりしていると、髪の毛は大変なことに…
そう、温泉やサウナにも髪には問題ありありなんです。
温泉はほとんどがアルカリ性の性質を持っていて、これはカラーやパーマの薬剤と同じアルカリ性です。
温泉によっては薬剤よりもアルカリ度数が高い水質のものもあるほどです。
サウナも高温のため、髪の毛が乾燥しやすい環境になっていますので注意が必要です。
タオルで巻いたり、ヘアキャップをつけたりすることで、髪を守ることができるので是非やってみてください。
乾燥が原因で髪がダメージしますが、オイルやトリートメントで水分油分をしっかり補給し、静電気防止スプレーやオイルワックスでスタイリングすることで摩擦を防ぐことができます。
冬は特に乾燥する季節です。
しっかりケアして、乾燥から髪の毛を守っていきましょうね。