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髪のお悩みQ&A

縮毛矯正をしていてもパーマをかけられますか?他の美容院ではパーマはかけられないと言われてしまいました。矯正は4ヶ月程前にかけました。

矯正毛にパーマをかけられるか?

という質問ですね。

かけられるパーマはホット系パーマ。

ですが、

髪の毛の現在の状態を確認して(主に矯正がかかってる部分)から判断する事が多いです。

縮毛矯正をかけたことのある髪の毛とはいわゆる矯正毛なんですが、どうしてパーマがかけられないと言われてしまったのでしょうか?

考えられるのは、

1.ホット系のパーマメニューがない美容院
2.ホット系のパーマメニューはあるがパーマをかけられる技術がない
3.縮毛矯正を繰り返し何度もかけていて髪のタンパク変性がしすぎている。
4.ダメージが強く、髪の毛がチリチリになっている

1と2は美容院側の問題で、我々サロン側が努力して改善しなければいけない点だと思います。

3と4に関しましても、髪の毛がダメージしている状態で、ケアをせず何度も縮毛矯正をかけ続けた事が原因だと考えられる為、美容院側の対応に不備があったと思われます。

ただ電話やメールなどでは、現在の髪の毛の状態が解りかねません。

一度サロンに足を運び、担当する美容師に見て触って状態を見てもらうことが一番大事だと思います。

ここからは当店で、どんな方法で矯正毛にアプローチしているのかをご説明します。

質問者の方の話ですと、4ヶ月前に縮毛矯正をかけているとのことでしたので、根元部分(新生部)は役4~5センチ程伸びていることでしょう。

毛先は矯正をしいてパーマをかけられないとの判断された様ですので、かなりのダメージがあると思われます。

ここで重要なポイントはダメージレベルです。

先程書いた様に、タンパク変性が進んでいたり、チリチリになっていたりすると、薬剤をつけた瞬間にダメージが悪化して、パーマをかけるどころか髪の毛が溶けて切れてしまう可能性もあります。

こんな風になってしまったら本末転倒、最悪ですよね。

なので、当店ではダメージレベルを見分けることが最重要と考えており、ダメージのレベルを五段階に分けて情報を共有しています。

次は当店のダメージレベルの見方です。

参考までにして下さい。

ダメージレベル1(ローダメージ)
指通りは良く艶もあるが、少し毛先がザラザラする。

ダメージレベル2(ライトダメージ)
艶が少しなくなり、パサつきが見てわかる。
指を通すと引っかかる箇所もあり、ザラつきが目立つ。

ダメージレベル3(ミドルダメージ)
艶がなくなり、枝毛やアホ毛が表面に出ている。
指を通すと引っかかり、毛先は絡みやすくなっている。

ダメージレベル4(ハイダメージ)
艶は全くなくなり、枝毛やアホ毛が全体に出てバサバサしている。

ダメージレベル5(スーパーダメージ)
毛先がチリチリで髪を引っ張ると伸びて切れる。
指を通すとブチブチと抜ける。
ブリーチを繰り返していたり、矯正、デジタルパーマでタンパク変性が過度な髪の毛。

自分に当てはまるダメージはあったでしょうか?

ダメージレベル0、全く傷んでいない人はそうそういらっしゃいませんので、カラーやパーマをやった事が無い方はダメージレベル1。

ダメージレベル1と2はカラーやパーマをやった事のある人で3と4はカラーやパーマを繰り返してたり、毎日アイロンやコテを使っている人が当てはまる筈です。

当店ではホット系パーマをかける際にダメージレベル5の方はお断りするケースがあります。

ダメージレベル4の方は見て触って大丈夫と判断することが意外と多いですが少し休ませた方がいい場合もあります。

しかし、ホームケアは必須条件となりますのでお帰りの際に商品をオススメさせて頂くとことが多いです。

ダメージレベル1.2.3の方はご希望のスタイルをお申し付け下されば、そのままパーマのご案内をさせて頂きます。

ではダメージレベルが4や5の方でホット系パーマをお断りする際、どうやってアプローチするのか?

質問者様のような場合、根元は地毛のくせ毛が4~5センチでている筈なので、その部分のみ縮毛矯正をかけてストレートにします。

その後、今回はダメージを治すことを優先して、次回パーマをかけられるようにトリートメントで髪の毛を治療しましょうとアプローチします。

本当は「今日パーマをかけたかった」と思われると思いますが、髪の毛のことを第一に考えると断るという選択肢も必要だと私たちは考えています。

せっかくご来店頂いたのに、ご希望を叶えられず申し訳ないという気持ちにもなるんですが、ここはひとつ髪の毛のために我慢して頂きたいと思います。

と、まぁこんな感じでカウンセリングをしているわけなんですが、今回の質問と脱線してきたのでちょっと戻します。

まとめ。

縮毛矯正をやった事のある髪の毛にパーマをかける事は出来ますが、ダメージレベルによってはお断りする事もある。